ふくろい東京交流会

今夜は都内のホテルで開催された地元静岡県袋井市の「ふくろい東京交流会」に出席してきました。

袋井市出身でさまざまな分野でご活躍されている方々が約150名ほど集まっての交流会でした。大企業の代表から、大学教授、医師、歌手、ピアニストの方々などこんなに様々な場でご活躍の方がいらっしゃることと、そんな方々が郷土への愛着を持っていらっしゃることに驚きました。

原田市長には私が袋井を離れてから感じていた以下の4つの疑問を質問をさせていただきました。ここではその回答は公表しかねるのですが、いろんな問題を抱えなが市政を長く続けられる原田市長には今後も頑張っていただきたいです。

1.近接する他市町村が人口減少が進むなか、静岡県内でも袋井市が人口増加を続けている理由は何ですか?

2.袋井の田畑が拡がる地域でも道路各幅整備事業が続くのはなぜですか?

3.産業の街である袋井にとって工場誘致はどんなメリットをもたらしているのですか?

4.袋井の市街地の街路樹のほとんどが枝が切り落とされ丸裸の状態なのはなぜですか?

さらに、袋井市に1991年に創設された静岡理工科大学に来年度から建築学科ができることを知りました。その学長でおられる野口博先生(コンクリート構造専門)ともお会いでき、これからの建築学科の展望についてお話を伺うことができました。

この交流会でも市の魅力発見をマスクメロンやお茶などの全国出荷の名産品や、スタジアムや花火など全国集客のイベントで伝えようとしていますが、街の毎日のなかにそこでの暮らしを支えるものにどんな魅力があるのかを発見できないものかと考えています。
正岡子規が袋井で詠んだ句に「冬枯れの中に家居や 村一つ」とあるのは地域では有名ですが、そんな旅人が見る風景にはない地域に生きる風景を創っていくことができないかと建築家としてこれから何らかの形で故郷と関わっていきたいです。

最後は司会を務められた静岡県で活躍されているラジオパーソナリティ、フリーアナウンサーの神谷ゆきえさんと記念撮影!

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原田市長の挨拶


神奈川県立近代美術館鎌倉館

今月いっぱいでの閉館が決まっている神奈川県立近代美術館鎌倉館へ。

閉館を知って多くの人が駆けつけているとのことで、チケット売り場にも列ができて
美術館の姿を写真におさめる人で溢れていました。

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私が学生のとき来館して以来、約15年ぶりになります。
そのときはバックミンスター・フラー展が開催されていたのを覚えています。

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坂倉準三が設計した日本のモダニズム建築の代表的存在が
一時の取り壊しが保存されることになり、嬉しいですね。

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蓮池に突き出すように浮かぶ船のような外観。
そのテラスから蓮池を観るとあたかも船のデッキに立っているかのようで、
坂倉準三の日本モダニズムの海に今まさに出港しようとする時代の意志を感じる想いでした。

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皆さんもあと2週間の間、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


湘南キリスト教会

今日は藤沢市辻堂にある湘南キリスト教会の礼拝に参加させていただきました。
礼拝は日曜朝10時半から1時間程度。聖書を通して神様のことばを聞きます。そのことばが何を語りかけておられるかを牧師さんが丁寧に諭してくれます。最後には信者の皆さんの賛美歌が教会に響き渡ります。

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礼拝が終わると牧師さん自ら、教会建築を説明してくださいました。この教会は保坂猛さんの設計により2014年に竣工しました。外観を特徴づける6枚の曲面屋根は、「天地創造の6日間の大いなる神のみわざ」を表しているそうです。
「柱のない礼拝堂にして欲しい」という要望から、当初はスパン約7mのRC壁をつなぐ平板屋根の連なりでしたが、構造上の要求から剛性を持たせるため、この曲面になっています。この連なりが印象的な光を取り込み、RCの曲面屋根の軽快さと優しく包み込むように、全体に統一感を与えています。両側のRC壁にリズムよく刻まれた凹凸は、反響板として機能を持ち、音の響きを調整するためにその凹凸の感覚は場所によって異なります。

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外観からはこの6枚の曲面屋根の連なりが湘南の海をも表現して見えます。各屋根に落ちた雨は、樋を設けず、RCに掘り込んだ溝を伝って落としています。接道から東西に長い敷地で、牧師さんは道路から距離を取り、祭壇は西側奥に設けるとばかり思っていたそうです。
しかし、保坂さんは接道東側からエントランス→事務スペース→礼拝堂の動線配置にはしたくないとのことで、エントランスを奥に設け、エントランスアプローチを長くし、エントランスから礼拝堂と事務所スペースの動線が別れるようにしたとのことでした。
これにより朝の礼拝には東側の祭壇に立つ牧師さんの背後から、日差しが差し込み光の礼拝堂になっています。しかし、夏の日差しは特に暑く眩しいようで、どうにかならないかと懸念される声もあるようですが、この光との配置は、6枚の曲面屋根と光の連なりを引き立てる解決として最適であったと言えます。

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袋井市立図書館/鬼頭梓/1988年

先日の3連休の11(月)に煉瓦職人の高山さんのご紹介で、鬼頭梓建築設計事務所の番頭であった藤原孝一さんとお会いする機会に恵まれました。

鬼頭梓さんは「図書館建築のパイオニア」とも言われ、20世紀後半に数多くの図書館を残された建築家です。前川國男の弟子であったこともあり、煉瓦を多様した建築が多いです。しかし、それは表現に留まらず、「デザインの自由は、常にクライアントと社会のために行使されるという限界を超えることは許されない」と語ったように建築家の職業倫理について前川國男の意思を引き継いでいるように思います。

その鬼頭さんの番頭として25年間もの間、共に図書館建築を設計されてきた藤原さん。実は、私の故郷・静岡県の袋井市立図書館は鬼頭さんの設計でもちろん藤原さんも関わられていたということに驚きました。さらには高山さんが煉瓦職人になって初めて経験した現場でもあったということで、さらにびっくり!私が小中高と体験していたあの図書館は、このお二人の手によるよるものだったことに感慨深いものがありました。

藤原さんからは図書館の存在価値や煉瓦の技術など、実践で活かしていける様々なお話をお聞気することができました。

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新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。
皆様のおかげで今年も無事に新しい年を迎えることができました。
どうか皆さま、今年もよろしくお願いします。

さて、昨夜は銀座の石橋徳川事務所で東京理科大アトリエ系のOBOG新年会でした。
1人5分程度の予定のプレゼンでは議論が盛り上がり、17時スタートが気づけば終電を過ぎていました(笑)。様々な立場で第一線でご活躍の方々の仕事が聞けて刺激になりました。
宇野先生の理科大での建築教育のお話は特に納得させられました。