ベネチア・ビエンナーレ国際建築展 展示用模型完成!

ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の「住宅」をテーマとする企画展(日本建築設計学会)に出展する展示用模型が無事完成しました。

縮尺1:500、1:100、1:20の3つの模型を作りました。
2月はじめから約3週間かけて制作しました。
スタッフの鈴木くんを中心に、昨年設計製図の非常勤で担当した東京理科大の3年生3人がインターンで来てくださいました。鈴木くん、柴田くん、大澤くん、竹内さん、ありがとうございました。

また、1:100模型では本体モデルはシラスブロックを加工した石の彫刻のような模型です。加工をシラスブロック業者の社長自ら製造加工いただきました。大変な技術の結晶です。そのエネルギーにも感服です。

DSC_5162

これから展示用の生活シーンの動画を4月に現地撮影の予定です。
出展に喜んでご協力いただいているお施主様には本当に感謝です。
お施主様が「喜びは共有ですよ。」と仰るとおり、お施主様はじめ、工務店さん、業者さん、携わった皆様にご報告させていただきたいと思います。

1:500縮尺1:500

1:100縮尺1:100

1:20-2縮尺1:20


ベネチア・ビエンナーレ国際建築展 インターン募集

来年5月より開催されるベネチア・ビエンナーレ国際建築展にて、「住宅」をテーマとする企画展(日本建築設計学会)に出展させていただくことになりました。
そこで、2月末までの期間にその展示用の模型制作に関わって頂けるインターンの方を広く募集しています。ご興味のある方は下記までご連絡ください。
なるべく1週間以上、毎日来てくださる方を歓迎します。

連絡先:suzuki@asei.jp

展示の概要は下記となります。

【概要】

展示会場:Palazzo MoraまたはPalazzo Bembo(※日本館ではありません)
開催期間:2016年5月28日から11月27日(約6カ月間)
名称未設定 1
【テーマと趣旨】

There and now: the Japanese housing scene まさにいまそこ(ここ)にある風景

本展では、住まいの中にある暮らしや風景やその住宅をとりまく都市環境を対象に映像で取材を行い、それらを率直に写しだすための空間をつくります。建築家視点の一つのストーリーに落とし込むことなく、また限定的なテーマに押し込めることなく、そしてまさにいま(here and now)であることに研ぎ澄ますことで、同じ空間に展示された異なる建築家による異なる住宅の時間が同期され、それらの弱く確かなつながりの中に現在の“Japanese Housing”があらわれることを期待しています。

 


アーキテクツマガジン「新進気鋭」掲載

1

アーキテクツマガジンの「新進気鋭」のコーナーにインタビュー記事を掲載いただきました。ブログでもその記事を掲載させていただきましたので、ぜひご覧ください。
2

アーキテクツマガジンは、アーキテクト・エージェンシー(クリークアンドリバー社)による建築最先端マガジンです。


京都精華大学建築学科 卒業設計講評会

京都精華大学の卒業設計の講評会へゲストとしてお招きいただきました。

愛着ある母校へこうして呼んでいただいた企画の学生の皆さん・先生には感謝したいです。
私自身の卒業設計は失敗の思い出しかないので、先輩として偉そうなことは言えないのですが、学生それぞれの良い点を少しでも発見して後押しできればと思い講評に臨みました。

問題意識やプログラムは様々だがその解決の形態手法が全体的にネットワーク型、ランドスケープ型、分棟型に既成の方法に類型化できてしまうのが惜しいきがした。10数名の先生方が学生が見ている前で、3票ずつ投票を行い、最優秀・優秀を選定していく。

最優秀賞は、石井奈菜子さんの大阪梅田の都市の巣と見立てた環境開放型コンプレックスタワー。

私は夢のある作品、現実のリアリティや既存の社会性にうまく応えるよりも、自分の想いや空想になんとか建築でリアリティを必至に与えていこうと感じられる作品、あるいはその可能性がある作品を選びました。そこで私が票を入れたのは、以下の3作品。

・大津茉由さんの災害避難所としての集合住宅による緑地都市再生。優秀賞。
・田村彩乃さんのモニュメンタルな美術館群が並ぶ京都岡崎公園での建築と公園のランドスケープ的融合。優秀賞。
・金侑映さんの韓国釜山の日本軍占領時のシンボルである線路を保存する建築と歴史風景の融合。

そして、ゲストの鈴木賞は河野真悟くんの広島の原爆体験ミュージアム。優秀賞同時受賞。
原爆の体験がもはやフィクションでしか伝えられなくなりつつあるなかで、形式を超えたリアリティをどう私たちは他者と共有していけるのか、真摯に問題提起した意欲作。提案の空間はまだまだだったため、1位を逃したが建築的テーマの可能性は大きく他を圧倒していた。原爆の体験というテーマ設定がややイベント性が強く感じられてしまうかもしれないが、もう少し日常的な設定でも十分求められる視点だろうし、有効なテーマになると思う。講評会が終わり、この河野くんは鈴木隆之先生の研究室の学生だと聞き、納得した。

僅かな差で入賞は逃しましたが、評価できる方をまとめて。
大田慎也くん、田中萌さん、村上友理さん、張儀宣さん

夜は学生と先生みんなで深夜まで打ち上げでした。
ここでも先生同士の作品講評の議論が熱く続きました。
学生たちにはいい場ですね。
ぼくもまた学生に戻って、先生にいろいろ建築のアドバイスをいただき、大変勉強になりました。精華の先生は愛情深くご指導いただき本当に嬉しい限りです。

IMG_2200講評会直前の熱気溢れるスタジオ