SHIRASUの三年点検

先週末はSHIRASUの三年点検でした。

今回は庇の追加工事もあり、その確認もありました。
雨でも窓を開けたままして、暮らしたいとのことで、東側の和室や子供部屋にアルミで製作した深い庇を設置しました。

DSC_7224外壁のシラスブロックも3年経ち、桜島の降灰が積り、存在感のある表情に深くエイジングしています。内壁のシラスブロックも吸放湿を経て、当初よりシラス原石の色味が濃く感じられます。

DSC_7228この壁には、一番下の女の子の可愛い絵が飾っていただいていました。その絵は、なんと鹿児島産杉のフローリングに家族みんなで川の字に寝転がっている様子でした。子どもたちにも着実にこのシラスブロックの家での暮らしが根付いているようで嬉しかったです。

今後ともメンテナンス含めて、このシラスブロックの家の経過は見続けていきたいです。


ブルーノ・タウト「旧日向別邸」

熱海駅から8分ほど歩いたところの相模湾を眼下に望む高台にある旧日向別邸を見学してきました。

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旧日向別邸は、1936年に世界的に有名なドイツ人建築家ブルーノ・タウトが設計した別荘の離れです。既存の木造2階建母屋の地下に、擁壁を兼ねた鉄筋コンクリートの地下室が造られ、その屋上は母屋の前庭となる屋上緑化となっています。

桂離宮に案内されて、ヨーロッパにはない「室内から眺める月」という設えに、驚きをもって「涙は自ずと眼に溢れる」と賞賛したとのことです。私は今年の2月に桂離宮の月波楼を見て以来、この旧日向別邸でタウトがどう影響を受けて表現したかを実際に見たかったのです。

タウトは、桂離宮の月波楼の室内から眺めをこの日向邸別邸で「室内の奥まった高みから眺める海」という設えに再現していたのです。月波楼が夜の月見のための場であったように、この旧日向別邸でも夜の海に浮かぶ月道を取り込むという時間のだけのためにすべてがデザインされているはずです。秋の満月の夜には観月会も催されているのだそうです。

満月の夜にここに立ってタウトが見た景色を見てみたい。

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見学には予約が必要です。
http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=641