チソカツの講演会へ

今日は第38回ジャパンホームショーで開催されたチソカツの講演を聞きに東京ビックサイトへ行ってきました。
チソカツとは、地域素材利活用協会の略です。

その理事であるアトリエ・天工人の山下保博氏、日建設計の山梨知彦氏、竹中工務店の水野吉樹氏の事例のお話を聞く。

山下さんの奄美の『伝泊』という、伝統建築を宿泊に再利用して、伝統建築を保存活用しながら、地域を活性化させていく試みは特に興味深いものでした。さらに奄美以外でもこの事業をして欲しいという別の地域の方からの依頼も多く寄せられているとのことで、その構想力・実行力・展開力にはいつも感心して教えられることが多いです。

また講演の後半部分では、素材利活用の企業4社が紹介され、興味深い素材や事業を知りました。

ところで、このチソカツの本『チソカツ(地域素材利活用)の術』が鹿島出版会より今年5月に発売されていますが、構造家の佐藤淳さんなど構造や材料の専門家の方々の素材に関する考えも掲載されていて、素材に関心をもつ私にとってはとても興味深い内容になっています。

一般社団法人 地域素材利活用協会
http://www.sozai.me/


モダンリビング「世界にひとつのオーダー住宅」実例20 本日発売

創刊は1951年の歴史あるラグジュアリー住宅誌、モダンリビングが創刊65周年を迎えられます。その記念特別企画の特集号「世界にひとつのオーダー住宅20」にSHIRASU(鹿児島の住宅)を掲載いただきました。

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ステンドグラス照明~鹿児島の住宅の経過

先週末は、鹿児島の住宅のお施主様と見積図の打合せでした。

鹿児島の住宅は、昨年10月からスタートして、基本設計に9ヶ月、実施設計に3ヶ月とこの見積図ができるまで約1年の時間を要しました。シラスブロックを使用した組積造という構造は、現代の日本ではほとんど例がないため、確認申請機関を10社以上あたり、構造の協議を何度も重ねてきました。こちらの計画方針と一致する検査機関に一本化すると、次は組積造の基準に値するシラスブロックの強度が得られるのかを証明するために、圧縮試験、せん断試験、粒度試験など計4回の試験を公的機関や大学で行ってきました。そのデータもまとまり、9月は見積図の作成や目黒の住宅の概算図などで大忙しで、ブログの更新ができていませんでした。

その見積図が先週おおよそまとまり、お施主様と打合せを行ってきました。修正や追加などを踏まえて、図面を修正し、2週間後には施工会社への見積開始の予定です。

お施主様との打合せの前日には、お施主様と親しい友人でもある三坂基文さんとステンドグラスの打合せをしました。三坂さんは、鹿児島市でホワイトギャラリーというギャラリーのオーナーさんであり、ご自身もアーティストである方です。このホワイトギャラリーには鹿児島だけでなく、全国の作家の作品を毎月展示されていて、地域に愛され大変人気の高いギャラリーです。

その三坂さんに計画中の鹿児島の住宅に、ステンドグラスのペンダント照明を製作をお願いすることになりました。今回すでにサンプルを製作いただいたとのことで、サンプルを元にサイズ・ガラスの色・構成などを打合せました。冒頭の写真がそのサンプルです。このサンプルのようなイメージで、輪郭を定めず、ステンドグラスの集合が様々に展開していくような奥行きのある空間を持つオブジェになりそうです。このステンドグラスに日射が差し込むとその光を多方向に拡散させるような、光の増幅器のような効果を創り出してくれそうです。

ルイス・バラガンの家のように簡素で力強い空間に、鮮やかな色彩で空間の魅力を一層高めてくれそうで、出来上がりが楽しみです。

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ホワイトギャラリーにある三坂さん製作によるステンドグラス照明