【三浦海岸マンション】関東ローム黒土塗り壁

三浦海岸のマンションフルリノベーションは、先週RC界壁への関東ローム黒土塗り壁の左官工事が行われました。

関東ローム黒土に海藻粉末糊と細かい藁すさを少量混ぜた土です。

モルタルで下地調整した上に、この関東ローム黒土を下塗り、上塗りと2回に分けて仕上げいきます。

厚さは約3~5mm程度。

最後はスタイロで作ったコテで横引きした細かな凹凸のある仕上げとしています。

黒の空間に三浦海岸の明るい海の風景を引き込み、風と光を取り込み、そして海からの湿気を調湿して結露を抑える機能を果たします。

 

 


【高田馬場ビル】煉瓦積み外装工事

高田馬場ビルは、関東ローム煉瓦積みの外装工事が進んでいます。

10階建ての外装を、手前の3層低層階、4~6階の中層階、7~10階の高層階で

煉瓦積みの幅を3段階に分けて、縦格子状のスクリーンを設置します。

この敷地のある早稲田通りは、敷地内に計画されている都市計画道路があり、その範囲にある敷地内には3階建て、高さ10m以下の制限があります。

そのため多くのビルが、手前の低層階と背後の中高層階と分断されたかのように全く異なるファサードで建ち並んでいます。

しかし、このビルにはほぼ一棟で予備校が入るため、低層階と中高層階の一体感を出すためにも、この関東ローム煉瓦積みのファサードが効果を果たします。

来週にはこの外装への間接照明が設置され、点灯試験が行われ予定です。

どんな表情が浮かび上がるのか楽しみです。


【三浦海岸マンション】関東ロームのモルタル土間

11月に着工した三浦海岸のマンションフルリノベーションの現場では、
今日、モルタル土間の左官工事が行われました。

左官工事を担当いただくのは、三浦市に拠点を置く左菊さんです。

左菊さんは現場の近くに作業場があり、実はお施主さまがその作業場の看板を目にして、私に紹介してくださった経緯があります。

代表である鈴木一史さんは、「もっと身近で楽しく土の魅力を伝えるために様々な形を提案することが、これからの“土職人”としての使命」と仰る高い技術を持つ左官職人さんです。

関東ロームという三浦海岸の土を活かした空間をテーマにした現場では、大変心強いパートナーです。

関東ロームの左官壁やモルタル土間のサンプルを何度も試作を繰り返していただきました。

今回は壁は関東ローム黒土塗り、床は関東ローム黒土をふるい掛けしたモルタル土間を仕上げていただきます。

今日はそのモルタル土間の工事の様子です。

モルタルを敷きこみ、モルタルをある程度乾燥させて表面が適度に乾いてから、関東ローム黒土をふりかけていき、コテでモルタルに刷り込んでいくように均していきます。

関東ロームがモルタルに溶け込むように、模様がつけられていきます。

写真で見るとピントが合わないように見えるくらい、ぼやかすように均していきます。

まだ乾燥前の写真のため、関東ローム黒土が黒く強く見えますが、完全乾燥するともう少し薄くなりモルタルが濡れているかのような表情に仕上がります。

無機質で冷たい印象のモルタル土間ではなく、三浦海岸の台地のように土の息吹を感じられる土間になります。


【高田馬場ビル】煉瓦積みモックアップ製作

高田馬場ビルは7階~10階の煉瓦タイル張りスクリーン工事が完了しました。

今週よりいよいよ低層階の煉瓦積みスクリーン工事が始まります。

煉瓦積み工事を担当いただくのは、高山煉瓦建築デザインの高山登志彦さん。

全国の煉瓦建築を手掛ける日本を代表する煉瓦職人さんです。

高山さんとはTNAさん設計の上州富岡駅の現場でお会いしてからのお付き合いです。

今年2月に竣工した鹿児島の住宅のシラスブロック構造の材料実験にもご協力いただくなど、その後は様々なプロジェクトでご協力いただいている心強いパートナーです。

高山さんに施工いただくのは、高田馬場ビルが初めてになります。

昨日は煉瓦積みのモックアップを現場で製作いただきながら、積み方や目地の打合せを行いました。

驚いたのは高山さんの目地モルタルの柔らかさ。

普通の職人さんの目地モルタルは、水が多くペチャっとしていて、煉瓦の表面を汚してしいやすいのですが、高山さんの目地モルタルは水配合が絶妙でスポンジケーキのようなフワフワした柔らかさのため、モルタルをコテでサッと切れ、綺麗な目地に仕上がります。

間接照明をあてると初めて製作した関東ローム煉瓦の土の豊かな表情が浮き上がって見えます。


7階~10階の煉瓦タイル張りスクリーン

平目地


奥目地:今回はこの奥目地に決定。あえて煉瓦をわずかにズラして積むことで光に反射する煉瓦を浮き上がらせるようにしています。