日経アーキテクチュア 表紙掲載

本日発売の日経アーキテクチュア6月10日号SHIRASUを掲載いただきました。

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今年の4月から国が施行する住宅の省エネルギー基準が変わりました。
2020年までには新築の住宅で、省エネ基準への適合が義務化される見込みです。
それを受けて、「省エネ設計 いざ本番」という特集で、
風土を生かした事例としてご紹介いただいています。

なんと表紙にも掲載いただき、嬉しい限りです。

竣工から2年経ちますが、お施主様の現在の暮らしの様子や
温湿度データも掲載しています。

どうぞご覧ください。


シラスブロック工場 打ち合わせ

今週月曜には鹿児島市からフェリーで大隅半島に渡り、シラスブロックの工場へ行ってきました。フェリーから島を離れていくにしたがって、鹿児島市街地がシラス台地の隆起した地形でできているのがよく分かります。
この日も桜島は噴煙を上げ、市街地の方に灰が流れていっていました。
鹿児島の方は、この灰の流れる方向を毎日天気予報で確認されているんです。

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目的は、進行中の川崎の住宅で使用するシラスブロックの打ち合わせでした。
今回は以前のSHIRASUとはコンセプトから使用部位、構法まで大きく変わるため、
ブロックメーカーの社長と様々な可能性を探る案出しから始まります。
工場でシラスやあらゆる地域の土を見ながら、方向性を決め、
新たにサンプルを造っていっただき、次の打ち合わせで確認することになりました。
どんなブロックが生まれるのか、仕上りが楽しみです。

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第13回環境・設備デザイン賞 表彰式

今日は、先月入賞した第13回環境・設備デザイン賞の表彰式に出席してきました。

応募した第Ⅲ部門には今年は14社の応募があり、最優秀賞・優秀賞含め6社の受賞でした。賞状に素敵な楯までいただきました。

SHIRASUは、鹿児島のシラス台地というランドスケープに環境を発見し、
建築とランドスケープを環境の視点から融合させた点が評価されました。

最優秀賞は、大成建設さんの「大手町の森」でした。
都市に人工的かつ緻密に森を創造し、新しい都市緑化の方法を提示しています。
大手町駅直結の商業施設「オーテモリ」の中にあるので、ぜひ一度行って見たいですね。

ph_1411_01第Ⅲ部門 最優秀賞 「大手町の森」(大成建設)


homify 360°: 環境にやさしい家「SHIRASU」


ドイツ、ベルリンを拠点に置く建築のオンラインマガジン”Homify Japan”にSHIRASUのレヴューが掲載されました。

設計の主旨をとても分かりやすくまとめていただいています。
ぜひご覧ください。

SHIRASU


また、昨年の10月には、Homify Franceにもレビューを掲載いただいています。

こちらも合わせてご覧ください。

SHIRASU

 

 


模型完成!

先々週、事務所に遊びに来てくれた同級生から、お子さんが持ち帰った模型を完成してくれたと連絡をくれました。
「小さい頃の夢をかたち」にで紹介させてもらった小学1年生のぼくです。

2作品名は「こていし 5かいだて ビル。」
お母さんながらに、こていし、の意味は不明だそうです(笑)

1 壁面にはドアと、飛び出る花があるのが特徴とのこと。

3屋上には、お花畑とお風呂(水色部)があって、紫のパラソルが有名なビルなんだそうです。

彼女が言うには、「完成させなさい!」とは決して言わないようにしたとのこと。
親がやりなさいと言ってやらせるのではなく、本人がやりたいと思うかが重要なんですね。

このやりたいを気持ちをどう起させるかこそが重要で、教育はそこに基点があるように思います。さらに、このやりたい気持ちは、自分で考える気持ちがないと続かない。

やる気を引き出すのは自分です。

同級生の彼女は子どもの考えるを引き出す! 親のアプローチの方法を明確に実践しているんでしょう。

さすがです。

Andantill 根本千里さんのサイト


「藤本壮介展 未来の未来」

乃木坂にあるTOTOギャラリー・間で開催の「藤本壮介展 未来の未来」を見に行ってきました。

藤本さんは、2000年の応募総数393という注目の「青森県立美術館」コンペで2等に入り、鮮烈的なデビューで建築界に広く知られる存在となられました。
当時大学院生になったばかりの私は、そんな藤本さんにお会いしたく直接アポを取り事務所まで伺ったことを鮮明に覚えています。まだ、事務所にはスタッフはおらず、藤本さんは私のポートフォリオをゆっくり見ていただきました。学部生のときに私がル・コルビュジェのトレースをしていたことを話すと藤本さんも事務所に飾ってあった自身のコルビュジェのトレースを指して、コルビュジェについていろんな話をしていただいたことがありました。
「大学生時代、ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエといった偉大な建築家の作品は、僕に建築の喜びと大きなインスピレーションを与えてくれました。」(展覧会HPより)と言うようにその想いは今の仕事に続いているようだ。

それから15年、今や日本を代表する建築家のひとりとなった藤本さん。
これまでに手掛けたプロジェクトや進行中のプロジェクトから、100あまりの模型が展示されています。

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「建築とは、作られるより前に、見いだされるものではないだろうか?」と言うように
建築のもっとも本質的な問い掛けをすべてのプロジェクトで繰り返すように、
実現したプロジェクト模型だけでなく、その源泉を探り出すような模型が並ぶ。

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「未来の未来」という展覧会のタイトル通り、これらの未来への投げかけが新しい未来をつくり出す期待に駆られる。

藤本さんのこの姿勢は、経験重視のイノベーションというより、破壊的なイノベーションとも言えるのではないかと私には映った。経験重視のイノベーションでは、振る舞い、アクティビティ、動機、ニーズ(機能)などへと視点が置かれる。そのためコンテクストの緻密な観察が行われ、新しい気付きを生む。

一方、破壊的なイノベーションは、かつての真実に挑むように、その周到な理解のもと、未来の可能性へと再構成しようとする。私たち多くは最初に広く行われている慣習を疑うが、課題自体を疑うように違う観点から新しい問題を用意し、自ら回答しているようにも思える。こうした問題を再構成するマインドセットこそが、まだ見ぬ未来への解決策に到達し、藤本さんの未来の建築を生み出しているのではなかろうか?

ただ、ひとつ気になるのは、この破壊的なイノベーションにどう時間という軸がどのように入ってくるのかということ。経験重視のイノベーションでは、私たちの生きる現実の環境のもと、おのずと時間軸の中に判断が置かれている。例えば、上の世代の内藤廣さんの「素形」に現れる時間と、藤本さんの「原型」に現れる時間では、違いがあるはずだ。
破壊的なイノベーションを20世紀に果たしたコルビュジェは、晩年には時間の軸が入り、作風が変わっていったが、藤本さんはこれからこの時間という問題に対して、破壊的な見地からどう踏み込んでいかれるかが、私の関心のひとつでもある。


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小さい頃の夢をカタチに

今日、事務所にはとってもカワイイお客さんが来てくださいました!
小学校の同級生でもある友人の今年小学生になったばかりの小学1年生の男の子です。
将来の夢がプロサッカー選手か建築家ということで、友人の建築家である私に声を掛けてくださいました。事前に用意してくれていた13個もの質問をインタビューしてくれて、「記録ノート」と書かれたノートに一生懸命記録してくれました。

・なんで建築家になったんですか?
・建築家はどういう仕事をするんですか?
・どうやって建築家になったんですか?

そして、こんな質問まで!
・小さいころは何して遊びましたか?
・これからどんな仕事をしていきたいですか?

さすが幼稚園のころから、自分で考える教育をされているだけあります。
小学1年生とは思えない発想力とアンテナの高さに驚きました。
事務所の模型には興味津々で「この家すごーい!」とお褒めのコトバをいただきました。
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そしてインタビューのあとは、男の子に自分が好きな家のデザインを自由にスケッチしてもらい、彼の指示のもと(笑)、私が模型の材料を切り出し、お父さんと一緒に一生懸命組み立ててくれました。
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「いい家ができたー!」と喜んでくれて、私も小さいころを思い出すようでとっても楽しかったです。この家の模型を家に持ち買って、色づけして、家の名前と建築家の名前を書いたら写真に撮って送ってくれると言うので、またどんな家になるか楽しみです。

このお子さんの想像が一層膨らんでいってくれたら嬉しいです。
小さい頃の想像って大事にしたいですね。