【三浦海岸マンションリノベーション】竣工写真撮影

三浦海岸のマンションリノベーションは、先週土曜に内覧会を終え、昨日は竣工写真の撮影でした。

今回の撮影は若手建築写真家の長谷川健太さんに初めてお願いしました。

あいにく天候は曇りで日差しがない状態になってしまいましたが、空間の構図や素材の表情、ディテールを撮影いただきました。

入居後にまた改めて家具など生活道具がそろってから、今度は晴れた日に撮影いただく予定です。

長谷川さんがどのような写真に仕上げていただけるのか楽しみです。

 


【三浦海岸マンション】関東ローム黒土塗り壁

三浦海岸のマンションフルリノベーションは、先週RC界壁への関東ローム黒土塗り壁の左官工事が行われました。

関東ローム黒土に海藻粉末糊と細かい藁すさを少量混ぜた土です。

モルタルで下地調整した上に、この関東ローム黒土を下塗り、上塗りと2回に分けて仕上げいきます。

厚さは約3~5mm程度。

最後はスタイロで作ったコテで横引きした細かな凹凸のある仕上げとしています。

黒の空間に三浦海岸の明るい海の風景を引き込み、風と光を取り込み、そして海からの湿気を調湿して結露を抑える機能を果たします。

 

 


【三浦海岸F邸】

今日は三浦海岸のマンション解体工事が終わり、お施主さんと工事立会い確認に現場まで行って来ました。

マンションの部屋には海陸風が通り抜け、真夏日にもかかわらず、クーラーなしでも涼しく心地よかったです。

マンション目前にあるビーチまで出ると、平日ですが海水浴やウインドサーフィンを楽しむ人たちが集まっていました。


【三浦海岸マンションリノベーション】

土曜は三浦海岸のマンションリノベーションのお客さんへのファーストプレゼンでした。

三浦海岸のビーチ、海、房総半島が目前に広がって見えるマンションの一室のフルリノベーションです。

お客さんは都内に住み、海外で主に作品を出展されている現代美術家の方です。

普段の思索の場でもあり、海外からの来客をおもてなしする場であることをも求められています。

そのため、マンションの一室であっても三浦海岸の地域環境と融合したリノベーションがテーマです。


「藤本壮介展 未来の未来」

乃木坂にあるTOTOギャラリー・間で開催の「藤本壮介展 未来の未来」を見に行ってきました。

藤本さんは、2000年の応募総数393という注目の「青森県立美術館」コンペで2等に入り、鮮烈的なデビューで建築界に広く知られる存在となられました。
当時大学院生になったばかりの私は、そんな藤本さんにお会いしたく直接アポを取り事務所まで伺ったことを鮮明に覚えています。まだ、事務所にはスタッフはおらず、藤本さんは私のポートフォリオをゆっくり見ていただきました。学部生のときに私がル・コルビュジェのトレースをしていたことを話すと藤本さんも事務所に飾ってあった自身のコルビュジェのトレースを指して、コルビュジェについていろんな話をしていただいたことがありました。
「大学生時代、ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエといった偉大な建築家の作品は、僕に建築の喜びと大きなインスピレーションを与えてくれました。」(展覧会HPより)と言うようにその想いは今の仕事に続いているようだ。

それから15年、今や日本を代表する建築家のひとりとなった藤本さん。
これまでに手掛けたプロジェクトや進行中のプロジェクトから、100あまりの模型が展示されています。

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「建築とは、作られるより前に、見いだされるものではないだろうか?」と言うように
建築のもっとも本質的な問い掛けをすべてのプロジェクトで繰り返すように、
実現したプロジェクト模型だけでなく、その源泉を探り出すような模型が並ぶ。

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「未来の未来」という展覧会のタイトル通り、これらの未来への投げかけが新しい未来をつくり出す期待に駆られる。

藤本さんのこの姿勢は、経験重視のイノベーションというより、破壊的なイノベーションとも言えるのではないかと私には映った。経験重視のイノベーションでは、振る舞い、アクティビティ、動機、ニーズ(機能)などへと視点が置かれる。そのためコンテクストの緻密な観察が行われ、新しい気付きを生む。

一方、破壊的なイノベーションは、かつての真実に挑むように、その周到な理解のもと、未来の可能性へと再構成しようとする。私たち多くは最初に広く行われている慣習を疑うが、課題自体を疑うように違う観点から新しい問題を用意し、自ら回答しているようにも思える。こうした問題を再構成するマインドセットこそが、まだ見ぬ未来への解決策に到達し、藤本さんの未来の建築を生み出しているのではなかろうか?

ただ、ひとつ気になるのは、この破壊的なイノベーションにどう時間という軸がどのように入ってくるのかということ。経験重視のイノベーションでは、私たちの生きる現実の環境のもと、おのずと時間軸の中に判断が置かれている。例えば、上の世代の内藤廣さんの「素形」に現れる時間と、藤本さんの「原型」に現れる時間では、違いがあるはずだ。
破壊的なイノベーションを20世紀に果たしたコルビュジェは、晩年には時間の軸が入り、作風が変わっていったが、藤本さんはこれからこの時間という問題に対して、破壊的な見地からどう踏み込んでいかれるかが、私の関心のひとつでもある。


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