【鹿児島の住宅・O邸】エイジングする外観の魅力

鹿児島の住宅・O邸は、外壁左官工事が完了して外部足場が外れ、外観が見えるようになってきました。

外壁の左官は、特別に奄美の赤土を配合した左官で仕上げています。

当初よりお客さんの赤い土壁にしたいという要望に応えて、日本では赤土が少ないため鹿児島の奄美まで行き、土場を周って見つけた良質な赤土を使用しています。

温かみがあり、とても豊かな表情になっています。

これから経年変化で様々な表情に変わっていくエイジングの魅力をもつ外観です。

目前に拡がる桜島の風景に調和した建築になっていくのが楽しみです。

竣工まであと1ヶ月!

内装工事が至るところで進んでいます。

最後まで詰めて密度ある建築にしつつも、大らかな空気感を生む建築にしたいと思っています。

 


【鹿児島の住宅・O邸】屋根スラブ配筋工事

鹿児島の住宅・O邸は、屋根スラブの配筋工事が進んでいます。

週末には構造家の配筋検査があり、5月1日にはコンクリート打設の予定です。

そのコンクリート打設と養生が終わるGW明けには、上棟式とお餅まきを予定しています。

鹿児島の関係者の方々にはぜひお餅まきに参加いただきたいと思います。

また、詳細な時間が決まりましたらご案内アップします!


ステンドグラス照明~鹿児島の住宅の経過

先週末は、鹿児島の住宅のお施主様と見積図の打合せでした。

鹿児島の住宅は、昨年10月からスタートして、基本設計に9ヶ月、実施設計に3ヶ月とこの見積図ができるまで約1年の時間を要しました。シラスブロックを使用した組積造という構造は、現代の日本ではほとんど例がないため、確認申請機関を10社以上あたり、構造の協議を何度も重ねてきました。こちらの計画方針と一致する検査機関に一本化すると、次は組積造の基準に値するシラスブロックの強度が得られるのかを証明するために、圧縮試験、せん断試験、粒度試験など計4回の試験を公的機関や大学で行ってきました。そのデータもまとまり、9月は見積図の作成や目黒の住宅の概算図などで大忙しで、ブログの更新ができていませんでした。

その見積図が先週おおよそまとまり、お施主様と打合せを行ってきました。修正や追加などを踏まえて、図面を修正し、2週間後には施工会社への見積開始の予定です。

お施主様との打合せの前日には、お施主様と親しい友人でもある三坂基文さんとステンドグラスの打合せをしました。三坂さんは、鹿児島市でホワイトギャラリーというギャラリーのオーナーさんであり、ご自身もアーティストである方です。このホワイトギャラリーには鹿児島だけでなく、全国の作家の作品を毎月展示されていて、地域に愛され大変人気の高いギャラリーです。

その三坂さんに計画中の鹿児島の住宅に、ステンドグラスのペンダント照明を製作をお願いすることになりました。今回すでにサンプルを製作いただいたとのことで、サンプルを元にサイズ・ガラスの色・構成などを打合せました。冒頭の写真がそのサンプルです。このサンプルのようなイメージで、輪郭を定めず、ステンドグラスの集合が様々に展開していくような奥行きのある空間を持つオブジェになりそうです。このステンドグラスに日射が差し込むとその光を多方向に拡散させるような、光の増幅器のような効果を創り出してくれそうです。

ルイス・バラガンの家のように簡素で力強い空間に、鮮やかな色彩で空間の魅力を一層高めてくれそうで、出来上がりが楽しみです。

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ホワイトギャラリーにある三坂さん製作によるステンドグラス照明


鹿児島の住宅 概算図打合せ

先週12(金)から13(日)にかけて昨年秋よりスタートした鹿児島の住宅の打合せで鹿児島へ出張でした。
金曜は今回また新たな仕様で製造いただいた試作サンプルができあがったとのことで、シラスブロック工場へ行ってきました。打合せにはTNAの上州富岡駅の煉瓦積みを施工された煉瓦職人の高山登志彦さんも監修いただくために、お忙しいところ鹿児島までご同席いただきました。サンプルの出来栄えが予想以上によく、施工方法にも議論に熱が入りました。
写真は今回シラスブロックとの強度を比較するためアメリカから取り寄せた土ブロックです。

打合せを終え、垂水港からフェリーで鹿児島市内へ入り、夕方、鹿児島市内にあるホワイトギャラリーのオーナーである三坂基文さんと照明の打合せでした。
三坂さんはお施主様とは長いお付き合いで、今回その住宅でスタンドグラスの照明の製作をお願いすることになりました。ホワイトギャラリーは様々な現代作家の個展を開催されていて鹿児島では有名なギャラリーです。この日も浜坂尚子さんの可愛い動物たちがいっぱい展示されていました。

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翌日12(土)にはお施主様と午前9時~午後23時過ぎまで場所を変え、食事を取りながら、概算図の打合せでした。翌日が私の誕生日だったので、お施主様が深夜にワインバーでお祝いしていただきました。いろいろお互いの考えを議論しながら、交友を深められたとても有意義な夜になりました。

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桜島の名前の由来?

先週末の土日は、クライアントとの基本設計打合せのため鹿児島へ。
鹿児島空港へ着陸態勢に入ると、冬の快晴の空は澄んで桜島が綺麗に見えてきました。

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敷地に現段階でのプランを縄張りしておき、クライアントをご案内しました。こうすることで図面や模型だけでは分かかりにくい広さ・方位・眺望を実感いただけました。

打合せ中にクライアントが、ふと「鈴木さんは本当に建築が好きなんですね!」と仰ってくださいました。計画をご説明する様子から、私の想いに共感いただき嬉しい限りでした。これは決して私の想いだけから生まれるものではなく、クライアントの建築への想いがあってこそ、強く明確になっていくものでもあります。

さて、“桜島”という美しい名前の由来には、3つの説があるそうです。
1つは日本神話の神“木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)”を祀った神社が島内にあり、“サクヤ”が“サクラ”に変化したという説。
2つ目は、10世紀に大隅守を勤めた“桜島忠信”に由来するという説。
そして、3つ目は大噴火とともに島ができた時に海面いっぱいに桜の花が浮かんでいたから、という説です。

この敷地からは桜島と錦江湾が一望できます。
この夕日に映えピンク色になった桜島から、その名前の由来になったのではないかと思わせるほどの美しさでした。


現在計画中のプロジェクト4点

HPの作品ページに現在計画中のプロジェクト4点を掲載しました。
現在は基本設計段階です。
現場が始まりましたら、またその施工過程をブログに随時UPしていきます!

-川崎の住宅
流れ造りの大屋根が架かったアウトサイドリビングの家

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-目黒平町の住宅
都心の中のスローリビングの家

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-環境共生型アパートメント
光と風の塔をもつ環境共生型の新しい賃貸アパートメント

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-タオス・カゴシマ
桜島と街の風景を目前にした集落のような家

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鹿児島の住宅

愛着のある鹿児島でまた住宅の設計をさせていただくことになりました。
桜島と錦江湾が一望できる高台の広い敷地です。
そこにお施主様の好きなアメリカ南西部に残るインディアンの伝統的な集落・プエブロの魅力を活かして、代性と地域性を統合した住宅を計画しています。
シラスの新たなチャレンジもしていきます。

鹿児島の皆さんとのつながりを活かして、また一緒に何か面白いことができるのも楽しみです。
よろしくお願い致します。

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川崎の住宅~照明計画打合せ

お施主さんと照明デザイナーの岡安泉さんに事務所にお越しいただき、照明計画の打合せをしました。

流れ屋根の天井面には光源は設けず、天井面全体に間接照明の光を当て、曲面に美しい光のグラデーションをつくります。曲面からの反射による柔らかな光で影のない光環境が生まれます。

岡安さんに間接照明の器具をメーカーに手配いただき、お施主さんに照度や光の反射の仕方を実際に見ていただきました。この間接照明は調光の度合いで色温度が変化するため、暮らしのシーンに合わせて、天井の光環境を自由に調節できます。

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照度分布図1

「タスク・アンビエント照明方式を採用し、快適性と省エネルギーの両立を図ることを照明計画の目的としている。アンビエントとなる光は、曲率を持った大きな天井面に光を向け、天井面全体を反射板とすることで空間に均質で眩しさの少ない快適な光環境を実現する。また、タスク用の光は壁付ブラケットやスタンドなどの手元灯を用いることで、少ないエネルギーで充分な明るさを確保している。」 (岡安泉照明設計事務所提供)


素材を通してニッポンの住まいを考える〜「外装材」

新築・リフォームをしたい人と住まいの専門家をつなげる米国発のコミュニティサイト「 Houzz JP 」に「素材を通してニッポンの住まいを考える」と題して、SHIRASUの外装マテリアルにズームして掲載されました。Houzz

SHIRASUを含めて計14作品がpart1と2にわけて紹介されています。建築の外装材の中でも特徴的な素材が取り上げられています。

外装材は家のイメージをつくる大きな要素ですが、私はイメージだけに終わらず、
内外の環境のつなぐ機能をもつ素材やその新しい構法に関心があります。また、シラスブロックを発展させた構法にもチャレンジしたいですね。

掲載ページ
part2 : ガルバリウム鋼板、コールテン鋼、グラスファイバーシングル、シラスブロック、メッシュ、木材、モルタル+塗装仕上げ

part1 : アクリル系樹脂、コンクリート、漆喰、繊維強化セメント板、天然石、木材、(参考として海外での焼杉記事にも触れます)

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2015年日本建築学会作品選集新人賞 受賞

鹿児島の住宅 「SHIRASU」が、2015年日本建築学会作品選集新人賞を受賞しました。

日本建築学会作品選集新人賞は、日本建築学会の若手会員の作品発表を奨励することを目的に2013年に設置されました。日本建築学会が毎年発行する「作品選集」掲載作品を手掛けた設計者のうち、40歳未満の筆頭設計者が対象となります。

SHIRASUは、選評の中でシラス台地の住宅地でシラスという地下資源に着目した点、シラスブロックという新たな製品開発に取り組んだ点、シラスの断熱性・調湿性を発揮するための中空層二重壁の採用など、「環境や地域性といった現代的なテーマに真摯に向き合い、実現された住宅作品」として高く評価されました。

動画も掲載されていますので、ぜひご覧ください。

 

SHIRASU選評

  • 本記事に関連するURL 

日本建築学会 2015年作品選集新人賞