川崎の住宅~照明計画打合せ

お施主さんと照明デザイナーの岡安泉さんに事務所にお越しいただき、照明計画の打合せをしました。

流れ屋根の天井面には光源は設けず、天井面全体に間接照明の光を当て、曲面に美しい光のグラデーションをつくります。曲面からの反射による柔らかな光で影のない光環境が生まれます。

岡安さんに間接照明の器具をメーカーに手配いただき、お施主さんに照度や光の反射の仕方を実際に見ていただきました。この間接照明は調光の度合いで色温度が変化するため、暮らしのシーンに合わせて、天井の光環境を自由に調節できます。

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照度分布図1

「タスク・アンビエント照明方式を採用し、快適性と省エネルギーの両立を図ることを照明計画の目的としている。アンビエントとなる光は、曲率を持った大きな天井面に光を向け、天井面全体を反射板とすることで空間に均質で眩しさの少ない快適な光環境を実現する。また、タスク用の光は壁付ブラケットやスタンドなどの手元灯を用いることで、少ないエネルギーで充分な明るさを確保している。」 (岡安泉照明設計事務所提供)


川崎の住宅 「環境をまとう」

今日は、川崎の住宅のファーストプレゼンでした。
はじめてのお客様に最初に提案するときは、ワクワクするのと同時に気に入っていただけるかドキドキします。

「環境をまとう」をコンセプトに石をファブリックのように編み込むようにして積んだ外装を目指します。その凹凸のヒダに自然や周囲の環境が絡み合い、内部に環境を引き込みます。
石のイメージを一層する新しい機能を生み出します。川崎の残された緑の環境資源を活かし、東京郊外では稀な自然との関係を拡張する住宅です。

幸いにお客様にもコンセプトにも共感いただき、気に入っていただけました。
これから基本設計に入っていきます。
その様子などもブログでお伝えできればと思っています。


敷地から、そして地域から感じ取れること。

今日はお施主様と新築住宅のための川崎の土地を見に行ってきました。

敷地をはじめて訪れるときには敷地形状、道路、隣接する建物との関係を調査することも大事ですが、それ以上に私は境界線を越えた地域環境の中で、その土地の生い立ちやポジショニング(地域環境の全体の関係で、建ち位置を定めること。)までを読み取っていくべきだと考えています。

丘陵地で周囲から一番高い丘の上にある敷地で、日当たりがよく2階からは周囲の街並みが見渡せそうな好立地でした。樹林や農地などの自然環境が残されている地域で、敷地の隣には、10m以上の杉並木や生産緑地の梅園があり、小鳥のさえずりが聞こえてきます。東京郊外でも比較的敷地にゆとりもあり、環境に開いた大らかな建ち方ができそうな予感です。