【鹿児島の住宅・O邸】エイジングする外観の魅力

鹿児島の住宅・O邸は、外壁左官工事が完了して外部足場が外れ、外観が見えるようになってきました。

外壁の左官は、特別に奄美の赤土を配合した左官で仕上げています。

当初よりお客さんの赤い土壁にしたいという要望に応えて、日本では赤土が少ないため鹿児島の奄美まで行き、土場を周って見つけた良質な赤土を使用しています。

温かみがあり、とても豊かな表情になっています。

これから経年変化で様々な表情に変わっていくエイジングの魅力をもつ外観です。

目前に拡がる桜島の風景に調和した建築になっていくのが楽しみです。

竣工まであと1ヶ月!

内装工事が至るところで進んでいます。

最後まで詰めて密度ある建築にしつつも、大らかな空気感を生む建築にしたいと思っています。

 


【鹿児島の住宅・O邸】内装工事

鹿児島の住宅・O邸は年内竣工を目指して、追い込みで工事が進んでいます。
街からもその勇敢な立ち姿が見えてきました。

外壁の左官、床暖房敷設などが完了し、様々な内装工事が同時進行しています。

シラスブロック造の壁の表情はとても豊かで寄り添いたくないような躯体です。

ここからが正念場です。

工務店さんと協力して頑張っています。

完成が楽しみになってきました。

 


【鹿児島の住宅・O邸】南日本新聞掲載

施工中の鹿児島の住宅・O邸が鹿児島の南日本新聞に掲載いただきました。

記事は4月14日の現場取材をまとめていただいたものです。

建築専門誌以外に地元大手新聞にシラスブロックへの関心をいただくのは嬉しいことです。

施工段階から竣工まで継続して取材いただく予定です。

掲載記事
→https://this.kiji.is/364062805495841889


【鹿児島の住宅・O邸】屋根スラブ配筋工事

鹿児島の住宅・O邸は、屋根スラブの配筋工事が進んでいます。

週末には構造家の配筋検査があり、5月1日にはコンクリート打設の予定です。

そのコンクリート打設と養生が終わるGW明けには、上棟式とお餅まきを予定しています。

鹿児島の関係者の方々にはぜひお餅まきに参加いただきたいと思います。

また、詳細な時間が決まりましたらご案内アップします!


ステンドグラス照明~鹿児島の住宅の経過

先週末は、鹿児島の住宅のお施主様と見積図の打合せでした。

鹿児島の住宅は、昨年10月からスタートして、基本設計に9ヶ月、実施設計に3ヶ月とこの見積図ができるまで約1年の時間を要しました。シラスブロックを使用した組積造という構造は、現代の日本ではほとんど例がないため、確認申請機関を10社以上あたり、構造の協議を何度も重ねてきました。こちらの計画方針と一致する検査機関に一本化すると、次は組積造の基準に値するシラスブロックの強度が得られるのかを証明するために、圧縮試験、せん断試験、粒度試験など計4回の試験を公的機関や大学で行ってきました。そのデータもまとまり、9月は見積図の作成や目黒の住宅の概算図などで大忙しで、ブログの更新ができていませんでした。

その見積図が先週おおよそまとまり、お施主様と打合せを行ってきました。修正や追加などを踏まえて、図面を修正し、2週間後には施工会社への見積開始の予定です。

お施主様との打合せの前日には、お施主様と親しい友人でもある三坂基文さんとステンドグラスの打合せをしました。三坂さんは、鹿児島市でホワイトギャラリーというギャラリーのオーナーさんであり、ご自身もアーティストである方です。このホワイトギャラリーには鹿児島だけでなく、全国の作家の作品を毎月展示されていて、地域に愛され大変人気の高いギャラリーです。

その三坂さんに計画中の鹿児島の住宅に、ステンドグラスのペンダント照明を製作をお願いすることになりました。今回すでにサンプルを製作いただいたとのことで、サンプルを元にサイズ・ガラスの色・構成などを打合せました。冒頭の写真がそのサンプルです。このサンプルのようなイメージで、輪郭を定めず、ステンドグラスの集合が様々に展開していくような奥行きのある空間を持つオブジェになりそうです。このステンドグラスに日射が差し込むとその光を多方向に拡散させるような、光の増幅器のような効果を創り出してくれそうです。

ルイス・バラガンの家のように簡素で力強い空間に、鮮やかな色彩で空間の魅力を一層高めてくれそうで、出来上がりが楽しみです。

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ホワイトギャラリーにある三坂さん製作によるステンドグラス照明


SHIRASUの三年点検

先週末はSHIRASUの三年点検でした。

今回は庇の追加工事もあり、その確認もありました。
雨でも窓を開けたままして、暮らしたいとのことで、東側の和室や子供部屋にアルミで製作した深い庇を設置しました。

DSC_7224外壁のシラスブロックも3年経ち、桜島の降灰が積り、存在感のある表情に深くエイジングしています。内壁のシラスブロックも吸放湿を経て、当初よりシラス原石の色味が濃く感じられます。

DSC_7228この壁には、一番下の女の子の可愛い絵が飾っていただいていました。その絵は、なんと鹿児島産杉のフローリングに家族みんなで川の字に寝転がっている様子でした。子どもたちにも着実にこのシラスブロックの家での暮らしが根付いているようで嬉しかったです。

今後ともメンテナンス含めて、このシラスブロックの家の経過は見続けていきたいです。


圧縮試験用の試験体製作

今日の午後は鹿児島の住宅の構造壁に使うブロックの圧縮試験用の試験体製作を昭和女子大学で行いました。

シラスブロックを3段積み、その組積体での圧縮力データを実験により取得します。

その試験体の製作にご協力いただいたのは、以前のせん断力試験につづき、煉瓦職人の高山登志彦さん。WIN_20160727_15_31_55_Pro

高山さんのモルタルのコテの均し方の手さばきの良さには、改めて一流の職人技術を感じました。

モルタルがとても柔らかく均され、まるでケーキにのせるクリームのよう。

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ブロックとモルタルの接着強度が十分に得られるようにするためには、モルタルののせ方、均し方がとても重要です。

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モルタルとブロックの付着にムラがあると、強度の弱点を生む要因になってしまいます。また、ブロックにはあらかじめ十分に保水させて、モルタルの水分をブロックに奪われ硬化不良(ドライアウト)を起こすのを防ぎます。

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これから4週間の養生期間を置いて、8月末に埼玉県草加市の日本建材試験センターで圧縮試験を行います。その試験結果を確認申請のブロック材料強度の証明資料として提出していきます。

試験用ブロックサンプルの製造提供いただいたブロック会社、試験体製作にご協力いただいた高山さんのおかげで予定どおり実験に進めていくことができます。

お忙しいなか、ご協力いただきありがとうございました。




 


鹿児島の住宅 概算図打合せ

先週12(金)から13(日)にかけて昨年秋よりスタートした鹿児島の住宅の打合せで鹿児島へ出張でした。
金曜は今回また新たな仕様で製造いただいた試作サンプルができあがったとのことで、シラスブロック工場へ行ってきました。打合せにはTNAの上州富岡駅の煉瓦積みを施工された煉瓦職人の高山登志彦さんも監修いただくために、お忙しいところ鹿児島までご同席いただきました。サンプルの出来栄えが予想以上によく、施工方法にも議論に熱が入りました。
写真は今回シラスブロックとの強度を比較するためアメリカから取り寄せた土ブロックです。

打合せを終え、垂水港からフェリーで鹿児島市内へ入り、夕方、鹿児島市内にあるホワイトギャラリーのオーナーである三坂基文さんと照明の打合せでした。
三坂さんはお施主様とは長いお付き合いで、今回その住宅でスタンドグラスの照明の製作をお願いすることになりました。ホワイトギャラリーは様々な現代作家の個展を開催されていて鹿児島では有名なギャラリーです。この日も浜坂尚子さんの可愛い動物たちがいっぱい展示されていました。

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翌日12(土)にはお施主様と午前9時~午後23時過ぎまで場所を変え、食事を取りながら、概算図の打合せでした。翌日が私の誕生日だったので、お施主様が深夜にワインバーでお祝いしていただきました。いろいろお互いの考えを議論しながら、交友を深められたとても有意義な夜になりました。

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桜島の名前の由来?

先週末の土日は、クライアントとの基本設計打合せのため鹿児島へ。
鹿児島空港へ着陸態勢に入ると、冬の快晴の空は澄んで桜島が綺麗に見えてきました。

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敷地に現段階でのプランを縄張りしておき、クライアントをご案内しました。こうすることで図面や模型だけでは分かかりにくい広さ・方位・眺望を実感いただけました。

打合せ中にクライアントが、ふと「鈴木さんは本当に建築が好きなんですね!」と仰ってくださいました。計画をご説明する様子から、私の想いに共感いただき嬉しい限りでした。これは決して私の想いだけから生まれるものではなく、クライアントの建築への想いがあってこそ、強く明確になっていくものでもあります。

さて、“桜島”という美しい名前の由来には、3つの説があるそうです。
1つは日本神話の神“木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)”を祀った神社が島内にあり、“サクヤ”が“サクラ”に変化したという説。
2つ目は、10世紀に大隅守を勤めた“桜島忠信”に由来するという説。
そして、3つ目は大噴火とともに島ができた時に海面いっぱいに桜の花が浮かんでいたから、という説です。

この敷地からは桜島と錦江湾が一望できます。
この夕日に映えピンク色になった桜島から、その名前の由来になったのではないかと思わせるほどの美しさでした。


鹿児島の住宅

愛着のある鹿児島でまた住宅の設計をさせていただくことになりました。
桜島と錦江湾が一望できる高台の広い敷地です。
そこにお施主様の好きなアメリカ南西部に残るインディアンの伝統的な集落・プエブロの魅力を活かして、代性と地域性を統合した住宅を計画しています。
シラスの新たなチャレンジもしていきます。

鹿児島の皆さんとのつながりを活かして、また一緒に何か面白いことができるのも楽しみです。
よろしくお願い致します。

DSC_3515+計画イメージ模型写真