モダンリビング「世界にひとつのオーダー住宅」実例20 本日発売

創刊は1951年の歴史あるラグジュアリー住宅誌、モダンリビングが創刊65周年を迎えられます。その記念特別企画の特集号「世界にひとつのオーダー住宅20」にSHIRASU(鹿児島の住宅)を掲載いただきました。

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特集号で650円とスペシャルプライスです。
青山インテリアショップマップ2016も付いてます!
高級家具ブランドやセンスのよいカフェ・花屋・本屋まで111軒がまとめられています。
秋のデザイン発見に青山散歩されてはいかがですか。

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モダンリビングは、
住宅やインテリアに関する様々な実用情報を、美しいビジュアルとわかりやすいアドバイスで提供。快適で自分らしい居住空間にこだわる読者に、住まいづくりに関わる様々な実用情報を、質の高いヴィジュアルとわかりやすい表現で提供されています。


SHIRASUの三年点検

先週末はSHIRASUの三年点検でした。

今回は庇の追加工事もあり、その確認もありました。
雨でも窓を開けたままして、暮らしたいとのことで、東側の和室や子供部屋にアルミで製作した深い庇を設置しました。

DSC_7224外壁のシラスブロックも3年経ち、桜島の降灰が積り、存在感のある表情に深くエイジングしています。内壁のシラスブロックも吸放湿を経て、当初よりシラス原石の色味が濃く感じられます。

DSC_7228この壁には、一番下の女の子の可愛い絵が飾っていただいていました。その絵は、なんと鹿児島産杉のフローリングに家族みんなで川の字に寝転がっている様子でした。子どもたちにも着実にこのシラスブロックの家での暮らしが根付いているようで嬉しかったです。

今後ともメンテナンス含めて、このシラスブロックの家の経過は見続けていきたいです。


公開討論会「これからの環境をめぐる建築のあり方を考える」

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昨日は、日本建築学会「地球の声」デザイン小委員会の公開討論会「これからの環境をめぐる建築のあり方を考える」に参加してきました。

住宅特集6月号に作品掲載した設計者として川島範久さんにお誘いいただきました。他には小委員会の塚本由晴さん、安原幹さん、門脇耕三さん、今村創平さん、能作文徳さん。さらにこの住宅特集6月号に作品掲載されている設計者の、難波和彦さん、末光弘和さん、中川純さん、高瀬幸造さんなど多くの建築家の方が参加されました。討論会は川島さんの巻頭論文「自然と繋がるDelightfulな建築へ」をベースにこれからの環境建築とは何か?について、様々な議論が展開されました。

私もSHIRASUの事例をもとに骨材資源が枯渇する現況下で、地下資源の環境問題から環境建築を考える立場として、代替資源の発見、その活用の素材開発、新しい構法、素材特性を活かした環境建築の可能性などの見解をお話させていただきました。川島さんのcomfort(快適)とdelightful(歓び)に関しては、私はcomfortとdelightfulは相関するものとして捉え、それを「感興」という言葉で歓びを興す快適な環境を目指していることを説明させていただきました。これは槇さんがウィトルウィウスの用・強・美が実はその美は歓びであったのではないかと仰っていますが、これには私も賛成で、川島さんのdelightfulや私の感興も近い意味を持っていると感じています。

このような討論の場は大変貴重で、自身の思考を深めていく機会にもなります。今日の議論だけで終わらせるのではなく、今後この問題への意識を深めていきたいと思った討論会でした。

 


新建築住宅特集 2016年6月号掲載

新建築住宅特集6月号

新建築住宅特集6月号にSHIRASUを掲載いただきました。

『「環境住宅」新時代──いかに自然と結びつけるか』という環境特集です。

個人的には師匠の中村拓志さんと同号掲載は嬉しいです。

川島さんの日本の環境建築の系譜を分析する特集記事も興味深いです。

どうぞご覧ください。


ベネチア・ビエンナーレ国際建築展2016 企画展示出展のご案内

5月28日(土)より開催されますベネチア・ビエンナーレ国際建築展2016に日本建築設計学会による日本の住宅をテーマにした企画展示に「SHIRASU」を出展します。
本企画の特設サイトが日本建築設計学会HPにオープンされました。

<企画者フライヤーより>
本展では、それぞれの住まいのあり様に着目します。新たに取材した映像と3つのスケールに合わせられた30の模型の展示を通して、暮らしの中にパラレルに流れる時間と、周辺の環境まで含めた住まいの成り立ちを、同時に展示します。それらが見る人の中で重なり合うことで、「日本の住まいの風景」がまさに「いまそこに」感じられるメディアとして再現され、遠く離れたヴェネチアの展示空間に豊かな風景として現れることを目指しています。

フライヤー→ベネチア・ビエンナーレ国際建築展2016 企画展

タイトル/There and Now : the Japanese Housing Scene
会期/2016年5月28日(土)― 11月27日(日)
会場/Palazzo Bembo(EUROPEAN CULTURAL CENTRE)
Riva del Carbon, 4793-4785, 30124 Venezia, Italy
出展者/
小引寛也+石川典貴 山口陽登+楯列哲也+杉浦良和 松岡聡+田村裕希 森田一弥 竹口健太郎+山本麻子 遠藤秀平 光嶋裕介 可児公一+植美雪    鈴木亜生 芦澤竜一
以上10組
写真/大竹央祐
キュレーション/映像 西尾圭悟
会場構成/コーディネート Louie Hamilton
現地コーディネート/筒井美矢子 西村清佳
プロデュース/遠藤秀平
スペシャル・アドバイス/五十嵐太郎
企画/一般社団法人日本建築設計学会
主催/Global Art Affairs Foundation
総合主催 La Biennale
特別協賛/積水ハウス
協賛/ETERNIT 梶岡建設 大光電機 テツヤ・ジャパン
中島工務店 ひらつか建築 名鑑
助成/ユニオン造形文化財団

 


第16回JIA環境建築賞の最終公開審査

先日28(土)に第16回JIA環境建築賞の最終公開審査が建築家会館で行われました。

鹿児島の住宅・SHIRASUも住宅部門の5作品に残り、発表させていただきました。
結果は入賞でしたが、審査員の先生方からの批評をいただき、他の方々の発表を聞き大変勉強させていただきました。公開審査というのは、質疑から審査過程が間近で見れてドキドキですが、改めて冷静になって自分の建築を見つめ直すいい機会になります。審査員の先生方、現地審査に鹿児島までお越しいただいた先生方、そして審査にご協力いただいたお施主様に改めて感謝です。

以下に審査に提出したSHIRASUのエネルギー資料と温湿度データの一部をご覧いただけます。151128 SHIRASU_ARAY_ページ_20

竣工後の2014年の一次エネルギー消費量は50GJ/年、床面積あたりの一次エネルギー消費量は0.36GJ/㎡・年、と九州地域の平均値よりも7割低減されています。またエネルギーコストは約22万円/年と九州地域の平均値とほぼ同程度となっています。これは電気・水道のエネルギーコストは同地域の平均値より7割低減されていますが、初めて利用した冬季の床暖房によるガス使用量が大きく増してしまったため、全体のエネルギーコストは平均値となっています。

151128 SHIRASU_ARAY_ページ_19今年の夏の最高気温となった8月7日の一日の温度データです。
今年一番の真夏日でも外部の一日の温度差が、6.7℃に対し、中空層の一日の温度差が、1.2℃、内部の一日の温度差が3.2℃と温度差の変化が少なく安定しています。

151128 SHIRASU_ARAY_ページ_18そして同日の湿度データです。
外部の一日の湿度差が、24%に対し、中空層の一日の湿度差が3.2%、内部の一日の湿度差が6%と同様に湿度の変化も少なく安定しています。

実際に生活させれている中での温湿度データのため、窓の開閉があり密閉状態のデータではありませんが、シラスブロックの二重壁の放射熱が低く、温湿度変化が少なく安定しているため、室内はエアコンで必要以上に温度を低くしなくても快適さが保たれています。